Archive for the ‘Music Life’ Category

ずっと探していた曲

2013年1月2日

最近ずっと永い間探していた曲をYouTubeで見つける事が出来ました。

1曲目は80年代初頭のダンスナンバーです。

♫You&I – We Are The Love

当時大学生だった自分は、新宿歌舞伎町の東亜会館にあった「カンタベリーハウス・ギリシャ館、VIVA館」に毎週のように通ってました。この曲はその頃良くかかっていた曲で、一度聴いただけで耳に残る哀愁のあるメロディラインが特徴的です。

以前から気が付くとネットで探っていたのですが、曲のタイトルもアーティスト名も「You & I」という、あまりにありきたりな名前のためなかなか検索出来ませんでした。

今回、サビの後に続く「We Are The Love」という歌詞を思い出し、やっと見つける事が出来た次第です。原題は「You & I」じゃなくてこちらだったんですね。

もう1曲も80年代初頭のナンバーです。

♫Newton Family – Smile Again

この曲は「ラスト・コンサート」という映画の主題歌で、感動系のバラードナンバーです。
こちらは完全に忘れていたのですが、ふとしたきっかけで急に思い出した曲です。
30年振り位で聴いたのですか、やはり涙が出てきそうな名曲です。

でも、何十年も聴くことのなかった曲を簡単に探し出せるって、すごい時代だとあらためて感じた次第であります。

YouTubeってすごい!!

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♪Music Life♪ ラジオ関東「全米トップ40」の想い出

2012年8月10日

全米トップ40は、ラジオ関東(現ラジオ日本)で毎週土曜の深夜に放送されていた、最新ビルボードTOP40を紹介するラジオ番組だ。 ディスクジョッキーは湯川れい子さん。加えて坂井隆夫アナ、矢口清治さん、チャッピーこと山本さゆりさん、スヌーピーこと今泉惠子さんなど、今でも業界で活躍されている方たちが出演していた。

 
 

中学から高校にかけて、自分はこの番組を聴きながら毎週チャートをつけることに夢中になっていた。 全米トップ40を聴くようになったきっかけは今でもよく憶えている。

中学の3年生の頃(1976年)、Deep Purple、Led Zeppelin、Cream、当時人気絶大だったKiss、Aerosmithなどのハードロックに夢中になっていた。そんな時、甘ったるいポップスやポピュラー音楽にはほとんど無関心だった自分が、180度方向転換するきっかけとなる出来事があった。

いつものように寝る前に深夜放送を聴こうとラジオをつけたら、流れてきたのは甘ったるいメロディ。 いつもだったら即座にチューニングを変えるのだが、なぜかその時はその甘く切ないメロディに引き込まれていった。そして自然と涙が...。

Chicagoの「If You Leave Me Now 」(愛ある別れ)という曲だ。

曲が終わった後DJが紹介した曲名とアーティスト名を控えて、翌日レコード屋さんにシングル盤を買いに走った。それからは毎日この曲ばかり繰り返し聴いてたのを覚えている。そしてそのシングル盤に「全米No.1ヒット!」と書かれていたのが全米チャートに興味を持つきっかけとなった。

インターネットもない当時、関東地方でリアルな全米チャートを知るには、

①銀座のイエナ書店等に依頼し、Billboard誌の空輸便を年間購読する。
②FEN(米軍極東放送・810MHz)を聴く。
③ラジオ関東(現ラジオ日本)で放送していた「全米トップ40」を聴く。

たぶんこのどれかしか方法はなかったと思う。この中で①は購読料がたしか年間4~5万円位かかったと思うので到底無理。②は英語が分からないのとチャートが1~2週遅れの放送だった。 で、必然的に③の選択となった。

               

全米トップ40を聞き始めてからは、以前の様にハードロックを聴く事は少なくなり、急速にアメリカンポップスに目覚めていった。ジム・クロウチやバリー・マニロウなど、この番組がなかったら出会う事のなかっただろうアーティストも多い。

初めて聞いた時のNo.1は、6週連続No.1をとったRod Stewartの Tonight’s The Night だった。 ちなみにこの時(1976年11月13日付)のTop10は、

10位   Do You Feel Like We Do /  Peter Frampton

  9位   The Rubberband Man /  The Spinners

  8位   Just To Be Close To You /  Commodores

  7位   If You Leave Me Now /  Chicago

  6位   Rock’n Me /  Steve Miller Band

  5位   Muskrat Love /  Captain & Tennile

  4位   Love So Right /  Bee Gees

  3位   The Wreck Of The Edmund Fitzgerald /  Gordon Lightfoot

  2位   Disco Duck /  Rick Dees & His Cast of Idiots

  1位   Tonight’s The Night (Gonna Be Allright) /  Rod Stewart

ラジオで聞いた曲名、アーティスト名をとりあえずカタカナで書き取り、後からMusic Lifeや週刊FMに載っていたTop100チャートを見てノートに清書する、といった作業は3年位続いた。

チャートをつける楽しみ、いい曲を探す楽しみ、最新の音楽情報を知る楽しみ。 音楽を聴く事が何より好きだったあの頃の自分にとって、全米トップ40は忘れられない想い出だ。

 

こういった音楽の聴き方をしていたため、同世代の音楽好きと話をしても噛み合わない事も多い。

大抵の人は ”アーティスト→アルバム” といった単位で話すが、自分の様にチャートを追いかけていた人間は ”アーティスト→曲” といった単位で考える。実際シングル盤ばかり買ってたので、アルバムはあまり聴いていないのだ。

だが、アルバムから何枚シングルカットされたとか、何週1位になったとか普通の人があまり知らないような事をよく知っている。特に一発屋アーティストとかはかなり詳しい

逆に、何かのきっかけで当時の同好の士に出会うと、情報のソースが限られていたためか、同じ本を買っていたり、同じラジオを聴いてたりでびっくりするくらい共通点が多い。そういった人とは苦労を共にした戦友みたいなもので、すぐ打ち解けた関係になる。

今思うと当時は今の情報化社会と違って、何かを好きになっても情報を集めることは本当に至難だった。
今のように無限にあるソースから自分にあったものをチョイスするというのも便利だけど、やっぱあの頃みたいに手探りで探していく方が楽しいと思う今日この頃。

PS. 番組の最後に湯川さんがいつも言っていた言葉、

「来週まで地面にちゃんとあんよをつけて、星に手をさしのべて待っていてくださいね」

もう一度聞いてみたいな。

♪Music Life♪ Tom Robinson Band / 2-4-6-8 Motorway (1977)

2012年8月9日

この曲は1977年の曲なんだけど、シングル盤を買ったのはもっと後だった気がする。

77年といったらピストルズとかクラッシュと同時期か。このバンドも初期パンクムーブメントの一員だったのですね。

ストレートでキャッチーなメロディ。今でもよく聴く曲です。

PS. このロゴマークかっこいい。

♪Music Life♪ Queen / ’39 (1975)

2012年7月30日

Queenが1975年に発表した「オペラ座の夜」のA面5曲目に収録されていた名曲です。

このアルバムからは「ボヘミアン・ラプソディ 」「マイ・ベスト・フレンド」「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」などのヒット曲が生まれてますが、ブライアンの12弦ギターが印象的なこのナンバーが、当時から一番のお気に入りでした。

ちなみに39というのはファーストアルバムから数えて39曲目に収録された曲という意味だそうです。

♪Music Life♪ La Bamba (1987)

2012年7月29日

「La Bamba」は1987年に製作された音楽映画で、わずか17歳で飛行機事故で他界したロックシンガー、リッチー・バレンスの生涯を描いた作品です。

大ヒットしたメインチューン「La Bamba」をはじめ、音楽の大部分をメキシコ系のバンド「ロス・ロボス」が担当しています。

映画の内容もすばらしく大好きな映画のひとつなのですが、ここで取り上げた理由は別にあります。

それは、この映画にちょっとだけ登場する、リッチー・バレンスと同じ飛行機事故で他界したバディ・ホリーが大好きだからです。

この映画でバディ・ホリー役を演じているのは、マーシャル・クレンショウというミュージシャンで、映画の中では「Crying, Waiting, Hoping」という曲を演奏しています。この演奏がメチャかっこいいのです。歌い方もバディの特徴を良くつかんでおり、特にギターソロはほんとかっこいいです。

映画ではリッチー・バレンスの演技シーンと重なり、一部しか演奏シーンを観ることが出来ないのですが、サントラの音源はこれです。

この他にも、エディ・コクラン役で、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァーが出演しており、これもやたらかっこいいです。

1959年2月3日。リッチー・バレンスはわずか17歳、バディ・ホリーは22歳。もうひとり一緒に亡くなった「ハロ~、ベイビ~」で有名なビッグ・ボッパーは28歳。3人のロックンローラーが一度に亡くなり、ファンに衝撃を与えたこの日は、後に「音楽が死んだ日」と呼ばれるようになったそうです。

<おまけ>

マーシャル・クレンショウの「Crying, Waiting, Hoping」2008年ヴァージョン。いい年のとりかたしてるな~