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2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~14日目 上士幌~三国峠~美瑛

2011年1月2日

 

2009年7月29日(水) 晴れ時々曇り 旅14日目 <上士幌~三国峠~美瑛>



14日目。朝の天気は晴れ時々曇りといったところ。快晴とはいきませんが、今までの悪天候を考えると雨が降っていないだけで良しです。

昨日はゆっくり道北の旅の行程を考えました。と言っても、とりあえず3日間くらいかけてホッカイダーの聖地「日本最北端、宗谷岬」を目指そうというアバウトなものです。(^_^;)

今日はとりあえず、有名な三国峠に行ってから富良野あたりでキャンプでもしようという計画で、9時頃上士幌を後にしました。

いかにも北海道といった感じの原生林に囲まれた道を走り抜け、糠平湖を通過し2時間ほどで三国峠到着。

 

峠の休憩所といった所ですが、この休憩所の手前の橋の所に有名な絶景ポイントがあります。全く前知識がなかったため、この時は見ただけで写真は完全スルーしてしまいました。下の写真は2010年に行った時のものです。

さらに小1時間ほど走ると、切り立った岸壁が大迫力の道に。層雲峡です。ここもあまりに気持ち良く走ってしまったため写真撮ってません。(T_T)

下の写真も2010年に行った時のものです。

ここからは国道39号線をぐるっと旭川周りで富良野を目指します。富良野へは15時位に着いたのですが、ここまでの行程がよく思い出せません。まあ、あまり印象深い事もなく走っていたのだと思います。

で、富良野の事なのですが、実は私は「北の国から」マニアです! この地は初めてだったのですが、ここは聖地といってもよいほどの思い入れがあります! 「北の国から」に関しては旅の後半でじっくり書かせて頂きますが、走っていて「富良野」の標識が見えた時の感動を今でも覚えています。

富良野国道を走っていると、道路沿いにものすごく広大で色鮮やかなお花畑が。かんのファームです。ちょうどラベンダーの時期だったため青紫が一面に広がりほんと綺麗でした。

さて、ここで時間もすでに15時半。そろそろ今日の寝場所を探さなければなりません。地図で調べると上富良野に、日の出公園オートキャンプ場というのがあります。とりあえずここに向かうことにしました。

しかし、しばらく走るとまたしても雲行きが怪しくなってきて、ついにパラパラと小雨が…。

と思った途端、急に土砂降りに……。

避難場所を求めてあたりを見渡すと、ちょうどイイ具合の駐車場発見!



忘れてしまったのですが、誰か偉い人の記念館だったと思います。

ここでまた考えました。この雨の中キャンプするのは避けたい。と思った時に0円マップに載ってた有名なユースホステルのことを思い出しました。美瑛にある「ポテトヴィレッジ”美瑛ポテトの丘」です。

自分はユースホステルはあまり好きではありません。寝る場所だけは一人でないと落ち着かないからです。

でも料理がとても美味しいと書かれていたので、それに惹かれとりあえず電話してみることに。

聞いてみると、相部屋だが空きはある。しかし料理はもうダメで素泊まりになるとのこと…。

期待していた料理もなしで、しかも相部屋。ちょっと考えましたが、何かもう面倒くさくなって申し込んじゃいました。

しばらく雨宿りをしていると雨も止み、雲の間から晴れ間も。通り雨だったみたいです。

ここから美瑛までは小1時間ほどで到着しました。

で、せっかく美瑛に来たので少し走ってみることに。とは言っても北海道知識が限りなくゼロに等しい自分にとっては、北海道指折りの観光名所の美瑛も「何となく聞いたことがあるなぁ」程度です。

0円マップを見ながら走ってると「マイルドセブンの丘」と書かれた小さな標識を発見。何となく標識に従って走ってみると、そこには美しく拡がる田園風景が。

毎度のことながら写真は撮ってないのですが、下の写真は2010年のものです。

さらに走っていくと、何やら立派な一本木発見。近づいてみると観光客がいっぱいいます。「ケンとメリーの木」そう、ケンメリの木です。

 



自分はまさにスカイライン世代なので、リアルタイムであのCM見てます。(^^)

しばらく走ってるともう18時。そろそろ今夜の宿「美瑛ポテトの丘」に向かいます。

が、また最後の詰めの甘いナビ。迷いに迷って、たどり着く頃には陽も暮れかかってました。(^^ゞ

チェックインを済ませ案内された部屋はバンガロータイプの離れです。どうやら先客が1人いるみたいですがどこかへ行ってるみたいで不在でした。本館の方へ行ってみると食堂に人が集まってます。夕食時間が近づいているらしく皆楽しそうです。(T_T)

しょうがないので自分も何か食べに再出発。富良野国道沿いにあるラーマン屋さんに入りました。期待してなかったのですが、味噌ラーメンと餃子は結構美味でした。

それから帰ってひと風呂浴びて部屋に戻ったのですが、まだ誰も戻っていないみたいです。きっとユース名物の食後の歓談会真っ盛りといったところか。何か疲れてきたので一人寂しく就寝することに。

ユースホステルなのにこんな孤独な奴は珍しいだろうなと考えているうちに眠っちゃいました。

~続く

7月29日<上士幌~三国峠~美瑛>

走行距離: 約192km

 

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2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~13日目 帯広~上士幌

2011年1月2日

 

2009年7月28日(火) 晴れ 旅13日目 <帯広~上士幌>



13日目。ついに晴れました!!\(^0^)/ 快晴です!!\(^0^)/

今日の予定は上士幌のキャンプ場に戻って旅の計画を練り直そうと思います。今日上士幌に戻ってとりあえず北海道第一ラウンドの道央の旅は終了です。天気も回復した所で、明日からはメインの道北の旅に出発します。

昨日ホテルで装備関連のメンテを十分に行ったため気分もスッキリ。9時頃上士幌目指し出発しました。

ここから上士幌までは40キロ位、小一時間でキャンプ場に着けると思います。

と言ってる間に上士幌航空公園キャンプ場は目の前です。

まだ、10時過ぎ。いいかげんキャンプインには早すぎるので、4日前に行ったナイタイ高原にもう一度行ってみることに。

この間はいまいち天候が悪かったのですが、今日はバッチリです。(^^)v

11時半、ナイタイ高原着。



広大な十勝平野が一望できます。

前回も書きましたが、ここナイタイ高原は本当に北海道のダイナミックさを肌で感じることのできるスポットです。

そりゃそうです。この牧場は総面積約1,700ha(東京ドーム358個分)もあるそうで日本一だそうです。

帰りにネスカフェのCFに使われたツリーハウス発見!

ナイタイ高原をたっぷり堪能してキャンプ場に戻って来ました。でもまだ14時前。

もうひとっ走りしてくることに。場所はこれまた前回走って最高だった足寄方面へ。

相変わらず写真が全くなく悲しい限りなのですが、牧場だらけの北海道チックな道を夢心地な気分で走り続けました。

こちらも今となっては残念なのですが、当時はiPhoneもなく安物ナビにはGPSログ機能がなかったため、細かな経路は今となっては不明です。

足寄湖そばの道の駅でひと休みして引き返し、16時位にやっとキャンプイン。

 



キャンプ場についた頃はほとんど他のキャンパーはいなかったのですが、ひとっ風呂浴びて、買出しして帰ってくると、バイク乗り含めかなりのテントが張られていました。

ですが、今日は明日からの旅のメインイベント「道北の旅」の計画をみっちり立てなければなりません。交流は諦めて早めにテントイン。

地図とにらめっこしながら夜は更けていきました。

~続く

7月28日<帯広~上士幌>



走行距離: 約103km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~12日目 洞爺湖~室蘭~苫小牧~帯広

2011年1月2日

 

2009年7月27日(月) 雨 旅12日目 <洞爺湖~室蘭~苫小牧~帯広>



12日目。朝の天気は小雨です。いい加減晴れてほしいです!!

今日は室蘭から苫小牧を通って帯広まで帰る予定です。道央の旅も今日で最終日、天候を考え期待度の低かった道央を先に回ったのですが、さすがにALL雨だと気が滅入ります。

朝風呂を浴びてからゆっくり9時頃ホテル出発です。洞爺湖の周りをゆっくり回遊しながら、国道703号線に入ると、目の前に昭和新山がそびえ立っていました。



あいにく霧がかかっていて絶景とはいきませんでしたが、「これが有名な昭和新山か」としばし納得。写真はないのですが、この少し先でもっと間近で見た昭和新山は険しい崖が切り立っていて迫力ありました。

その後、国道453に交差するまでの山間部は、晴れていれば最高の道なのでしょうが、雨と霧の中での走りは辛かったという思い出しか残っていません。(T_T)

何とか山道を走破し、国道453から胆振国道で室蘭を目指します。当然室蘭に関する基礎知識はゼロ。着いたらどこ回るか考えようというアバウトな旅です。(^_^)y-~~~~

室蘭に近づくと大きな橋が。白鳥大橋です。

JR室蘭駅で観光スポットを散策すると、地球岬という所が一番端っこの岬みたいですので、そこに向かうことにしました。

※この日は出だしから雨&霧&山道ときつい走りが続き、気持ちがめげていたためほとんど写真を撮ってません。(+_+) 何で地球岬まで行って写真撮らなかったんだろう??

地球岬はけっこう細い市街地を通って30分ほどでたどり着きました。が…晴れていればものすごい絶景らしいのですが、霧で何にも見えませんでした…。

今日は帯広まで戻る予定ですので、先はまだ長いです。早々に地球岬&室蘭を後に苫小牧を目指します。国道36号線、通称室蘭街道で一本道です。

ここから苫小牧までの道のりは、この旅全体の中でも最も辛い走りだった記憶があります。土砂降りの雨、寒さ、給油ポイントを誤ったためガス欠の恐怖、ただ走るだけのマシンと化していました。景色も何も覚えてません。

苫小牧に近づいた頃、やっと近くにガソリンスタンドのあるコンビニを見つけひと休みしました。ここで食べたおにぎりと暖かい缶コーヒーの美味しさが記憶に残っています。

14時前、やっと苫小牧着。ここで思い出しました。北海道初日に定休日で食べられなかった「マルトマ食堂」。たしか営業時間14時までだった!! 急いでナビをセットし、ギリギリでたどり着きました。



 

マルトマ名物「ホッキ丼」メチャ美味しかったです!!!\(^0^)/

ここで撮影した愛車トライアンフ ボンネビルT100。ピッカピカのボンネビルもカッコいいけど、旅でいい感じに汚れたボンネビルもカッコいいです。(^_^)y-~~~~



腹も満たし何とか元気を取り戻し、ここで今夜の宿探しです。

当初は上士幌航空公園キャンプ場まで行ってキャンプというプランもあったのですが、疲れた体と悪天候でホテル泊に即決です。携帯で調べてみると帯広駅そばに「ホテルみのや 」という格安ホテル発見。すぐに予約し帯広に向け出発しました。でもここから先もきつかったです。(>_<)

17時頃、ホテル到着。疲れきった体でバイクを止めようとしてたら、同年代のおっさんに声をかけられました。どうやらバイカーらしいです。でもどうしても早くホテルにチェックインしたくて、けんもほろろな応対に。タイミングが悪かったとはいえ、やな奴です。自分は。

おっさんゴメン。m(_ _)m

近くのコインランドリーで濡れた衣類を乾かし、泥だらけの装備をメンテした後、街に繰り出しました。ちょっとそそられる屋台村みたいなのがあったのですが、一人じゃつまらなそうだったので、ザンギが美味しそうな居酒屋チェーン店へ。たしか「鳥せい」って名前だったと思う。もも肉が美味しかったです。

ほろ酔い気分でホテルに帰り、すぐに就寝。

~続く

7月27日<洞爺湖~室蘭~苫小牧~帯広>



走行距離: 約317km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~11日目 札幌~小樽~積丹半島~洞爺湖

2011年1月2日

 

2009年7月26日(日) 曇り 旅11日目 <札幌~小樽~積丹半島~洞爺湖>

11日目。毎度々で朝の天気は曇りです。

今日は小樽から積丹半島を回ってニセコあたりまでいこうと考えていました。もともと地理に弱い自分的には小樽や積丹半島に関する知識は地名以外ゼロに等しく、出発前に¥0マップを見て小樽が横浜や神戸のような港町であることを始めて知ったレベルです。ということであまり期待もせず7時頃ホテルを出発しました。

まずは、とりあえず札幌ということでがっかり名所で有名な札幌時計台へ。

 



やっぱりがっかり (>_<)

時計台の前にある喫茶店で一服



さて、小樽を目指して出発です。途中「石狩挽歌」で有名な石狩市を通り、10時前には小樽にたどり着きました。

 

 



初めての小樽は想像以上に素敵な場所でした。雰囲気的には横浜というよりは神戸に近いか。

天気が悪いのが残念ですが、小一時間ほどぶらりと散策し異国情緒を満喫しました。

11時過ぎに出発し積丹半島を目指します。¥0マップによると積丹半島はウニが名産との事。写真つきで紹介されていた「なぎさ食堂」でウニ丼を食べることに。

小雨降る中、なぎさ食堂に到着。早速生ウニ丼を注文しました!!

 



美味しかったけど、値段もそれなりにしました。まあ、満足、満腹。
食事を終え走り出すと雨が本降りに。神威岬を見ようと思ってましたが、何か気持ちが萎えてしまいそのままスルー。半島を海沿いにグルリと一回りし、スキー場で有名なニセコを目指します。なぜニセコかというと? たまたま地名を知ってたからだけです…。

海沿いを抜け国道5号線に入りました(記憶があいまいなのですが、普通バイクならニセコパノラマラインという絶景ルートをとると思うのですが、選ばなかったのは天気が悪くあまり山道を走りたくなかったからだと思います)。

3時頃ニセコ駅着。ここで一休みしながら本日の宿探しです。温泉宿にでも泊まってゆっくり休みたいと思っていたのですが、どうも希望にかなう宿が見つかりません。少しエリアを拡げて探してみると、洞爺湖の洞爺観光ホテルで「広間(ライダールーム、相部屋)もちろん、温泉に入れます」という格安プランを発見!! すかさず予約完了です。

雨の中、一気に洞爺湖までひた走り16:30頃チェックイン。けっこう立派なホテルで温泉も入れるということですので期待大です! ライダールームの相部屋との事ですので交流もありかなと思っていたのですが…。



部屋に案内されるとこんな光景でした!! ('o')?nani?

かなりの大広間に布団がひとつ! 自分だけみたいです。かなりガックリ。

気を取り直して温泉に行くといろんな種類があってかなり楽しめました。

ゆっくり疲れを癒し、限定ビールで晩酌しました。(^_^)y-~~~~



天気も悪かったし、イマイチ印象に残らない一日でした。

疲れもあって9時過ぎには就寝。

~続く

7月26日<札幌~小樽~積丹半島~洞爺湖>



走行距離: 約252km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~10日目 帯広~札幌

2011年1月2日

 

2009年7月25日(土) 曇り 旅10日目 <帯広~札幌>

10日目。朝の天気は相変わらずの曇りです。というより今にも雨が降ってきそうな天気 (*_*)

今日は昨日急遽決定したルートに基づき札幌に行ってメガネを購入。その後市内観光でもする予定です。北海道では出来る限り高速道は使わないつもりでしたが、今回は早く札幌に着きたいため道東自動車道を使って一気に移動することに決めました。

朝9時半にホテル出発。部屋が4階だったので荷物運びに手こずり出発が遅れてしまいました。

高速移動のため地図も確認せずナビ任せ。この事が後々大変な事態を引き起こします…。

道東自動車道の音更帯広ICから高速道に入り快調に札幌を目指しひた走ります。しかしものの10分も走ったあたりで天気が怪しくなってきました。小雨ですが霧がすごい! 走ってる車も少なく前方視界は最悪! ここで事故っても誰にも気がつかれないんじゃないかという言いようもない孤独感。高速道なのに!! そういえば以前行った四国の高速道もこんな感じだったな、なんて考えながら必死で走ってました。

そんなこんなでふとナビを見ると、明らかにおかしい! 高速道を走ってるはずなのに下道を走ってることになってる! そもそも高速道がナビ上に存在しない!! あっち曲がれこっち曲がれ、そしてリルートの繰り返し。これはナビはあてに出来ないとあきらめて標識を頼りに札幌を目指すことにしました。帰ってきてから調べたら、道東自動車道の十勝清水~トマム間が開通したのが2007年10月。格安ナビを購入したので地図データがかなり古かったみたいです。 (*_*)

標識を頼りに札幌を目指していたのですが、今度はいきなり高速道が終わってしまいました!!(#゚Д゚)コ

何で? 札幌までつながってないの?? 帯広という北海道ではかなりの大都市と札幌が高速道で結ばれていないというのは、自分的にはまったくの想定外な出来事でした。

結局トマムICで高速道から強制退去です。(T_T)

こちらも帰ってきてから調べたら、トマム~占冠間が開通したのがこの年の10月、ちょっと早かったみたいです。

トマムICで降りたはいいが、かなり寂しいところです。人はおろか車も通ってません。とりあえず地図でルートを確認し、国道136~237で日高峠を越えて274から札幌を目指すことに決定。そこからは雨が振ったり止んだりの中での霧深い峠越えでかなりきつい走りだったと記憶しています。

峠道を走りきり、274と夕張国道がクロスするセイコーマートもみじやまで一休みしてたら、見覚えのあるBMWが入ってきました。昨日、上士幌航空公園キャンプ場で会ったあのライダーです!! 「こういう偶然もあるんですね」と談笑しながら、昨日はこの方とキャンプすれば良かったと後悔しきり。彼は夕張にあるバイクキャンパーの間では超有名な「快速旅団」に行ったが今日は休みだったとの事。今ではもちろん知ってますが当時の自分は「快速旅団」のことをまったく知らなかったです。彼とはまたいつか北海道のどこかで会いたいな~。

せっかく夕張近辺まで来ているので、ちょっと寄り道して炭鉱の街、夕張方面に向かいました。夕張駅までひた走って戻ってくる途中「幸せの黄色いハンカチ」の看板が目に入りました。そうだ!夕張といえば「幸せの黄色いハンカチ」だ!! すぐに引き返したら「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地が観光施設になっているようです。

 



武田鉄也と桃井かおりが乗ってた赤いファミリアだ!!

 



健さんよかったね~



つらい行程でしたが、ここで気持ちもやわらぎ再出発です。ここからは274で一気に札幌にたどり着きました。観光でもしたかったのですが、もうすでに17時を回ってます。今日の寝場所を確保しなければなりません。携帯で格安宿を調べるとすすきのに超格安2500円のホテル発見!!「ドミトリー形式」なにそれ? わけも分からず予約完了。ナビを頼りにまたも迷いに迷いながらすすきののホテル「サッポロインNADA」にたどり着きました。

チェックインすると分かりました。「ドミトリー形式」。相部屋のことですね。まあ、1泊位どうでもいいやと部屋に入ってみると…。

汗臭い…

ものすごい異臭!! 部屋には誰もいなかったのですが、どうも外人がルームメイトみたいです。理解しました。このホテルは外人のバックパッカーたちが長期滞在する系のホテルでした。だから「ドミトリー」なんて訳の分からない英語使ってたんだ。

早々、ホテルをあとにして、北海道一の大歓楽街「すすきの」へ!!。とその前に重要なミッションを忘れるところでした。メガネです。メガネを買いに自分はこの札幌に来たんです。札幌駅前にある駅ビルで無事メガネ購入完了。さすがチェーン店でした。すぐに横浜のいつも買ってる店に連絡を取って、短時間で仕上げてくれました。クーレンズありがとう!

札幌駅近辺を探索。北海道はKitakaでした。そして待望の初「すすきの」!!

 



とはいっても、自分はさすらいの旅ライダー。出張で来たサラリーマンとは違います。…..。

正直言いいます。遊ぶ金がもったいないです。結局すすきの歓楽街を一回りしラーメン食べて帰りました。



でも、すすきのは東京や名古屋の歓楽街が以前の賑わいを失っているのに比べ、何か活気があって気持ち良かったです。以前行った仙台の国分町の賑わいを思い出しました。歩いてたお姉ちゃんも浴衣姿で抜群に可愛いかったです。(ノ´∀`*)マターリ

で、ホテルに帰ってシャワー浴びて、外人の質問に「アイムヨコハマライダー!」と答えて振り切り、寝ました。

~続く

7月25日<帯広~札幌>

走行距離: 約211km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~9日目 上士幌~ナイタイ高原~帯広

2011年1月2日

 

2009年7月24日(金) 曇り 旅9日目 <上士幌~ナイタイ高原~帯広>

9日目。朝の天気は曇りです。

この日は特に予定は考えてなかったのですが、朝一ですぐ近くにある有名ポイント「ナイタイ高原」に行ってきました。さすがに0円マップにも大きく取り上げられているだけあって、北海道のドデカさを肌で感じることが出来ました。

 



入り口の看板を曲がり、坂を上りきったところの光景は、正に雲の上を走ってるかのような錯覚を覚えます。

 



展望台は残念ながら雲に覆われて、いまいちな景観。

 



このナイタイ高原は、自分的超お気に入りポイントになり、結局帰るまでにあと2回来ることになります。

さて、腹も減ってきたので、昨日足寄を走ってたときにちょっと気になってたお店に行くことに。

「プチレスト鷹の巣」というお店で、鹿の肉を使った鹿丼が有名らしい。

 

鹿丼はちょっとスジが固くてイマイチでした。 ジャンジャン!

腹ごしらえもしてキャンプ場に戻ってくると、またもや雲行きが怪しくなってきました。

もうこのキャンプ場も3日目です。いい加減今後の日程を決めなくてはなりません。

携帯で週間天気予報を確認すると、完全な下り坂。特に今夜は帯広地区は豪雨になる可能性大との事!!

考えました。このまま当初の予定通りオロロンラインを目指しても、悪天候は確実。それならば自分的にはあまりメインではない道央方面の積丹半島あたりを先に回ってしまうのはどうだろう?

決まりです。今日は豪雨になりそうなので、ここを引き上げて帯広でホテルに泊まろう。そして明日から札幌、小樽を通って積丹半島~ニセコ~洞爺湖あたりを回ろう。このプランに決定です。

そうと決まれば、早速撤収です。周りを見渡せば自分以外のキャンパーはすでに全員出発済みで、自分が最後みたいです。

で、何とか撤収作業が片付いたところに、1台のバイクが登場。フルキャンプ仕様のBMWです。

話してみると彼も今夜はキャンプにするか迷っているとの事。もう少し早く現れてくれれば一緒にキャンプしてもよかったのですが、ちょうど撤収作業が終了したところだったため、ここでお別れすることに。

結局その夜の雨はそれほどではなかったため、彼とここでキャンプしたほうが楽しかっただろうな。これは残念な夜でした。

帯広まで一気に走り、携帯で予約した「帯広グランドホテル」に到着へ。無事チェックイン。

夕飯は帯広駅前にある豚丼の超有名店「はんちょう」へ。

 

こいつはとてつもなく美味しかったです!

ホテルに戻り、旅の予定を確認します。実は今日キャンプ場の駐車場にメガネを忘れてしまい、しばらく走っているうちに気付いて(メガネなしでも走れることは走れる)引き返したのですが見つからなかった。という事件がありまして、メガネをどうする?というのも重要課題です。帯広駅周辺のメガネ屋さんも探してみたのですが、自分がいつも買ってるような5000円位のやつは見つかりませんでした。

携帯で調べてみると、自分がいつも買ってるメガネ屋さんのチェーン店が札幌にあることを発見。ここなら横浜の店のデータを確認できるだろうから、面倒な検査とかもしないで買えそうだ。よし、まず札幌に行ってメガネを買おう。これが明日のミッションです。

そうと決まればビール飲んで寝るのみ。就寝。

~続く

7月24日<上士幌~ナイタイ高原~帯広>

走行距離: 約54km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~8日目 上士幌~帯広~足寄~上士幌

2011年1月2日

 

2009年7月23日(木) 曇り 旅8日目 <上士幌~帯広~足寄~上士幌>

8日目。朝の天気は曇りです。



ここからの日程は、北上し三国峠を通って旭川、留萌、そしてメインのオロロンラインというルートを想定していたのですが、あいにくここからしばらくは雨続きの週間予報。

普通の旅なら少々の雨でもあきらめて予定通りの日程をこなすのでしょうが、そこはまったく帰る日を決めていないお気楽旅。考えるのもめんどくさくなってきたので、今日は壊れているヘッドライトを直しに帯広のレッドバロンに行くことにしました。

帯広までは1時間ほどで到着し迷いながらもレッドバロン発見。早速直してもらおうとしたのですが、レッドバロンは会員制でレッドバロンで購入したバイク以外は基本的には取り扱いできないとの事...。

ですが、困っている自分を哀れに思ったのか、特別に対応していただけるとの事!

ありがとう! レッドバロン!

実はこの後にもレッドバロンには助けられたこともあって、今度バイクを買うときは絶対レッドバロンと心に決めた私であります。

無事ヘッドライトを直してもらい、軽く帯広を観光走りして上士幌へ帰ってきました。

ですが、まだ昼過ぎで天気も回復基調。もうひとっ走りすんべと今度は足寄方面を目指して出発です。

足寄湖を目指し国道241を快適に走ります。最高です。正に北海道といった感じの牧草地帯に直線道路。車も少ないし信号もない。天気もほぼ快晴で、Tシャツ1枚で走りを存分に楽しませていただきました。ずっと走っていたい気分だったので足寄湖手前でUターン。ここはネズミ地帯みたいなので、気をつけながらのんびりと帰ってきました。

後はひとっ風呂浴びてビールとセイコマのジンギスカンで乾杯。

 



回りはファミリーばかりでバイカーもいないのでさっさと寝ちゃいました。でもいい一日だった。

PS.この日はほとんど写真を撮ってないみたいです...。

~続く

7月23日<上士幌~帯広~足寄~上士幌>



走行距離: 約124km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~7日目 浦河~上士幌

2011年1月2日

 

2009年7月22日(水) 雨 旅7日目 <浦河~上士幌>

7日目。朝の天気は雨です。

昨日は予定の襟裳岬までたどり着けなかったため、まずはここを目指します。

走っているうちに曇りながらも雨が止んで一安心。快調に飛ばして昼前には襟裳岬に到着です。

 



襟裳岬は森進一の「襟裳岬」がずっと流れてると聞いていたのですが、なぜか流れてなかったです。

アザラシも見えなかったし、まあ、こんなもんだろうといったところ。

 



ここからは、海沿いの国道336、通称「黄金道路」を通ってから帯広へ。そこから上士幌にある航空公園キャンプ場を目指します。この黄金道路は、黄金を敷き詰められるほど建設に莫大な費用を投じ、断崖を切り開く難工事の末に開通したことが名称の由来らしいです。

海岸沿いの絶壁を軽快に走っていたのですが、

「寒い!」

そうなんです。この2009年7月の北海道は、過去に例のないほどの冷夏に見舞われておりました。

ロンTの上にTシャツ、さらに長袖のアロハ(厚手の綿素材)、MA1ジャケット、雨具の上ジャケットまで着込んでも寒くて体がコチコチになっていきます。道路の電光掲示板に表示されていた気温は17度。

これ夏じゃないよ...。

しばらく走ると道路沿いに、可愛らしくも立派な滝を発見。「フンベの滝」です。



黄金道路を抜け、内陸に入ったのですが寒くて寒くてしょうがありません。

途中、道の駅コスモール大樹にて小休止。併設されているショッピングセンターで上着を探してみました。しかし、いかにも田舎の洋服やといった雰囲気の店ばかりです。あきらめ半分で覗いてみたところ、なんとありました!

フリースジャケット¥1980。真夏になぜフリースジャケットが売られていたのかは不明ですが、試着してみるとジャストサイズ!即購入です。



このジャケットは、その後のキャンプ場での上着として大活躍!さらに帰ってきてからもキャンプ場でいまだ健在です。いい買い物でした。

さて出発しようと思ったのですが、ちょっと腹がへってきたので周りを見渡すと。ありました中華料理屋さんっぽい店がすぐ前にあります。



入ってみると、中華料理屋さんというより定食屋さんでした。メニューを見ると「豚丼」がある!。十勝名産「豚丼」はいちど食べてみたかったので注文してみました。

おいしかったです。写真は撮り忘れましたが、吉*屋等にある豚丼とは全く違ったもので、厚手の豚肉に甘辛のタレがかかってメチャ旨でした。

腹も満たし、フリースジャケットはメチャあったかい! 気持ちも新たに上士幌を目指します。

途中、子供の頃大ブームになった「幸福駅」で寄り道。

 



定番の「幸福行きの切符」を買いました。

さらに帯広を抜け、「道の駅 ピア21しほろ」到着。

お決まりのアングルで初ソフト。



ここまで来れば目的地の上士幌航空公園キャンプ場までは目と鼻の先です。

のはずだったのですが、格安で入手したナビは、近くまではちゃんと案内してくれるのですが、最後の詰めが甘いです。何とか迷いながらも17時頃キャンプ場にたどり着きました。まだ7月ということもあってか、バイクは数台しかおらずちょっと寂しい感じ。

すぐに設営開始。といってもキャンプは4年ぶりです。テントの設営方法もすっかり忘れてしまってたので、解説書を見ながら小一時間かけて、やっと形になりました。

 



タープも持っていったのですが、コールマンのSTは思っていたより前室が広く、ここにイスを入れればテント内で十分居住できそうでしたので、使用中止です。



そんなこんなで、時間を見ると18時半位になっていました。

来る時に入浴施設と買出し用のセイコマ(セイコーマートの略、北海道ではコンビニと言えば1番はセイコマです)をチェックしていたので急いで向かいます。

バイクで5分位の所にある「ふれあいプラザ」でゆっくり入浴。その後セイコマに向かったのですが、ここで異変に気がつきました。

「ライトが暗い!」

ヘッドライトのメインの方の電球が切れてるみたいです。今まで夜は走ってなかったので、いつから切れていたのかは分かりませんが、セイコマまでは市街地ですので問題ありませんでした。ビールと食料を補充し、キャンプ場へ戻ります。

が、迷っちゃいました...。

街灯もなく真っ暗な上、ヘッドライトもほぼ点いていない状況です。しかもついてない事に、近くなので必要ないと思ってナビも置いてきちゃったし、めちゃくちゃ軽装で来てしまったので寒い...。

その内、熊が飛び出してきそうな細い道に入り込んでしまい、あっちに行ったりこっちに行ったり...。このまま遭難か!!と思ったところでふと横を見ると、かすかにランタン系の明かりが...。

何とか奇跡的に帰ってくることができました。時計を見ると1時間位さ迷ってたみたいです...。

キャンプ場ではバイカー同士の語り合いをと思っていたのですが、何か疲れ果てて、飯&ビールですぐ寝ちゃいました。

~続く

7月22日<浦川~上士幌>



走行距離: 約226km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~6日目 苫小牧~浦河

2011年1月2日

 

2009年7月21日(火) 雨 旅6日目 <苫小牧~浦河>

フェリーで迎えた6日目。朝の天気は曇りです。

ゆっくり寝てしまったため、あっという間に到着時刻の11時です。何とか天気が回復することを祈りながらフェリーを降りました。

 

写真のとおり苫小牧は雨です...。
ガードの下で雨具に着替えて、さて出発です。

今日の予定は、ネットからパクらせていただいた「何となく行程表」に基づき、襟裳岬に行ってから百人浜オートキャンプ場にて今回初キャンプです。

でも、まずは腹ごしらえ。¥0マップでチェックしていたホッキ丼で有名な「マルトマ食堂」を目指します。

マップ上では5分位で着きそうな場所ですが、迷いに迷って30分以上かけてやっと発見。

ですが...。定休日でした...。

まあ、旅は長いんでまた来ればいいや。と気持ちを切り替え再出発。

しばらく走るとナビが高速道路に入れと指示してます。

高速は使わないルート設定にしてたのにおかしいなと思いながらも面倒なので乗っちゃいましたが、走ってる内に理由が分かりました。日高自動車道路は無料区間があるため、銭がかからなければいいんじゃないって判断らしいです...。

と考えてると、急に雨足が強まってきました。ですが不思議とあまり不快感がありません。

いつの間にか経験のないロングな直線道路に夢中になっていました。

厚真インターで高速を降りるとコンビニがあったため小休止。おにぎりとコーヒーで腹ごしらえをし、国道235(浦河国道)で襟裳岬を目指します。

しばらく走ると写真で見たことのあるような、北海道っぽい牧場地帯になりました。と言うより、どこまで行っても次から次へと牧場だらけです。でも牛じゃなくて馬ばかり。ここで気がつきました。「浦河って、そうか、サラブレッドで有名なあの浦河か!」

だんだん天気が回復してきたので、新冠八景という公園みたいなところで雨具から着替えることに。

 



ここで着替えている時、何か気持ちがグルリと切り替わったのを今でも覚えています。

今までは転倒のこともあり、何か気持ちが乗らないっていうか、旅を心から楽しんでいない状態でした。

ですが、北海道ならではの直線道路、牧草地帯。それに何より、本州ではとうの昔に絶滅したバイカー同士のすれ違いざまピースサインをほとんどのライダーがしてくれること。みんな楽しそうで心から旅を楽しんでいる様でした。

自分はもしかしたら特別な時間を今過ごしているのかもしれない。バイクで旅をするという昔からの夢を、バイカーの聖地である北海道で実現しているという事に気づいて、何かものすごく気持ちが高揚してきました。

着替え終わって牧場地帯を見渡すとすばらしい光景が広がっていました。

 



気持ちも切り替わって再度襟裳岬を目指して出発です。

気持ちよく走っていると、あることに気がつきました。広大な風景にどこまでも続く直線道路に加え、

「信号が全然ない!」

今から考えれば北海道に信号が少ないことは常識ですが、この時は北海道に関する基礎知識はほぼゼロ。普通に感動してました。

でもこの基礎知識がないゆえに、目の前の出来事に自然に感動できた事は、このあと続いた旅含め、かえって幸運だったと今は思ってます。

で、襟裳岬を目指してましたが、ちょっと遠すぎたみたいです。浦河駅のあたりでまた雨足が強まってきました。日も暮れてきたので、今から襟裳岬を見てキャンプ場というのは難しいと判断し、このあたりでホテル探しです。

じゃらんで探したところ、すぐそばの浦河インというホテルで「バイカー限定 北海道をバイクでツーリングプラン」というプラン発見。特にバイクだから何か特別ってわけではないみたいですが、ネーミングに惹かれて予約完了。ホカ弁とビールで就寝しました。

~続く

7月21日<苫小牧~浦川>



走行距離: 約140km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~3~5日目 会津若松~仙台

2011年1月2日

 

2009年7月18日(土) 雨 旅3日目 <会津若松~仙台>



3日目の朝。天気は雨です。

今日はとりあえず仙台に向かって今後どうするのかを考える日です。

まずは今夜の宿探し。じゃらんで探しましたが仙台駅周辺はさすがに大都市、空き室はありません。しょうがなく仙台郊外の多賀城市のホテルで2日間予約しました(小野屋ホテル)。久々に仙台観光がしたかったのと、ゆっくり考える時間が欲しかったからです。

大雨の中、面倒だったので東北自動車道を使いいっきに仙台まで移動。まだ雨の日のナビの使い方に慣れていなかったため仙台駅周辺で迷いに迷いましたが、昼過ぎには多賀城に着きました。

早速チェックインを済ませ、来るとき目をつけておいたネットカフェ「スーパーフリークス」を目指します。



ここで久々のPCを前にじっくり考えました。

このまま旅を続けるのか?

実はこの3年位前に四国・九州をツーリングしたことがあります。この時も時間の許す限りゆっくり旅をしようと考えていたのですが、1週間目位に九州で巨大台風が接近。足止めを食らい、とりあえずで一度帰ってしまったことがあります。帰ると決めた時は「またすぐ出直せばいいや」と考えていたのですが、一度帰ってしまうと中々出直すことはありません。結局そのままになってしまったという苦い経験がありました。

「ここで帰ったらまた同じ事の繰り返しだ」

旅を続けることにしました。ただ、当初の東北をゆっくり旅してから北海道に上陸というプランはやめて、すぐに北海道に渡ろうと決めました。

そうなると、まず現状コケ問題解決、北海道に渡るためのプラン、その後のプランを決めなくてはなりません。

★まず、コケ問題。

なぜコケるのか? → 積載走行に慣れていないため

どうすればコケないか → 常に積載を意識し注意する、荷物を減らす

ホテルに帰ってから再度装備を見直し、必要ないものはここから実家に送り返すことにしました。

★北海道に渡るには?

ネットで調べてみたら、なんとこの多賀城市には北海道へ渡る仙台港があった!ホテルから仙台港までバイクで10分位です! これは神のお導きか! すぐに翌々日の19時位出港のフェリーを予約しました。



★北海道(苫小牧港)に着いてからどこに行く?


まったく基礎知識がないため(地図を見ても札幌しか分からないレベル)、ネットで北海道ツーリングをした方のツーレポを読みました。その中から長期間で、北海道全般をフォローしてそうな行程をパクらせてていただくことにしました。地図にその道筋を書き込んで「何となく行程表」の完成です。

帰りに本屋さんで「¥0マップ北海道」を買って、オロロンラインや宗谷岬がライダー人気の場所だと知りました。これでだいたい北海道ツーリングのイメージがつかめました。

この日はホテルでゆっくりし、翌日は仙台観光の予定です。



2009年7月19日(日) 曇り 旅4日目 <仙台>

4日目の朝。天気は曇りです。

この日はゆっくり仙台観光でもしようかと思っていたのですが、その前に2度の転倒で傷を負ったトライアンフを直してやることにしました。といっても自力では無理そうなので携帯で探したところ、正規ディーラーを発見。バイクで小一時間だったので行ってみることに。

迷いながらも何とか到着。曲がったブレーキレバーを直してもらい、さらに新品をつけてもらいました。直したレバーは予備です。ここにお客さんとして来てた方が、ついこの前まで北海道に行っていたとの事。さっそく情報収集すると、今年の北海道は過去にない程の冷夏でとてつもなく寒かったらしい。この時は「そうか寒いんだ」くらいに聞き流していたのですが、後になってそれを嫌ほど思い知らされるとはこの時は思いもしませんでした。

修理をしてファミレスでのんびりしてたらもう3時。観光はあきらめてホテルへ。戻ってから装備の再確認を行い最低限必要なもの以外は宅急便で実家に送り返しました。これでかなり積載が軽くなりました。その後ゆっくり風呂につかってから、近場の焼肉屋さんでひとり焼肉。ほろ酔い気分で1日終了。



2009年7月20日(月) 晴れ 旅5日目 <仙台>

5日目の朝。天気は晴れです。

今日はいよいよ北海道へ渡るフェリーに乗船する日です。といっても出港は19時のためほぼ1日自由に使えます。

まずは仙台といえば牛タン! 昨日ネットカフェのまん前に牛タンの超有名店「利休」を発見してしまいました。



開店前に行ったのですが、すでに行列。30分ほどでやっと牛タンにありつけました。



うまかった。その一言にすべて凝縮。

さて観光です。仙台駅周辺は以前行ったことがあるので、ここは日本三景のひとつである松島に行くことに。

ですが3連休の3日目、観光地へ向かう道路は激混みです。バイクなのですり抜けをしながら進むのですが、それでも渋滞に阻まれます。あと少しで着くという所で、暑さとイライラで力尽きました。

あきらめてわき道の温泉施設の駐車場に止めたところ異変に気がつきました。

積載してた荷物が振動で後ろに下がり、テールランプに覆いかぶさっており、プラスティックのテールランプカバーは熱が溜まりグニャーと溶けてました。(*_*)

ガックリしながらも工具を取り出し、キャンプ用の小型トーチであぶりながら何とか整形。

気分もダウナーだったため、多賀城に戻って出港まではネットカフェでマッタリすることにしました。帰りにちょっとだけ松島の美しい島々を見ることができラッキー。

ネットカフェでマッタリしてたらいよいよ出港の時間が近づいてきました。なんだかんだ言いながら、とうとう北海道です。気持ちもちょっとだけ上がってきました。



フェリーは「いしかり」という名前でした。ライブショーや映画上映があり、翌日11時到着までは暇を持て余すことなく過ごせた記憶があります。

 

~続く

 

7月18日<会津若松~仙台>



走行距離: 約180km



<追記>

このブログの実時間は2009年ですが、書いているのは2011年4月21日です。

3月11日にこのブログで紹介した仙台地区は大きな災害に見舞われております。

被災者の方々には心からお見舞い並びに復興をお祈り申し上げます。

行きは今回津波で大きな被災を受けた地域は通らなかったのですが、帰りは6号線沿いを通ってきたため、壊滅的被災を受けた地域のすぐそばを走ってきました。

いつかまた、美しく復興を遂げたこれらの地域をバイクで走れることを望んでやみません。

なお、震災に関する記述は、今回限りにさせていただくことをご了承ください。

 

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2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~2日目 鬼怒川温泉~会津若松

2011年1月2日

 

2009年7月17日(金) 晴れのち雨 旅2日目 <鬼怒川温泉~会津若松>
2日目の朝。天気は快晴です。

この頃はまだパッキングに慣れてなかったので、部屋と駐車場を何往復もして、四苦八苦しながら準備してたのを思い出します。

この日の予定は、昨日は宇都宮で餃子を食べたので、今度は喜多方で本場の喜多方ラーメンを食べよう。その後の事は食べてから決めよう。と、かなりアバウトなものでした。

朝8時頃出発。しばらく走ると大きな湖。



たぶん川治湖もしくは五十里湖のどちらかだと思うのですが、記憶があいまいです。(^_^;

喜多方までの道のりは、かなり奥深い山道を走る感じで、すれ違う車はおろか人数もまばらです。

ここでまた事件が起こりました。

ガソリンが心配になってきたので、スタンドを探しながら走っていたのですが、走っても走っても山道ばかりで一向にスタンドらしきものは見つかりません。あきらめてナビで検索しようと脇に停車し、跨ったままナビを操作しようとした時ちょっとだけ腰が浮きました。

コケました...。

旅始まって2日目にして2回目の転倒です。ちょっと心が折れました。(ToT) 

急いで起こそうとしましたが、今回は助けてくれる人いません。荷物をすべて降ろし引き起こしましたが、ウィンカーレンズの破損とヘッドランプのステーがひん曲がってました...。

とりあえず走行上に不備はないので、また気持ちを切り替えて再出発です。

しばらく走ると何でもないようにガソリンスタンドに遭遇。しかもガソリンは半分以上残ってました...。

「まあ、こんな日もあるさ」と走り出してすぐ気がつきました。「メガネしてない...」

先ほど転倒したところに忘れてきたみたいです...。急いで戻ると、メガネ発見!!

さて、再々度気持ちを切り替え出発しようとしたところ、ポツリポツリと雨が降り出しました...。

まあ、ポツリ程度なため、雨具には着替えずそのまま出発しました。

しばらく走ると本降りに...

もうここまでついてないと、淡々と雨具に着替えて喜多方ラーメンを目指します。

土砂降りの中、何とか18時頃喜多方到着。

ゆっくりおいしそうな店を探そうと思ってたのですが、もう面倒くさくなってたのでチェーン店っぽい店に入り喜多方ラーメン食べました。



まあ、それなりの味でした。(^_^;

ここで、今後の予定を考えました。

今日は大変な1日でした。当初の計画では、本州でノンビリ下道を走り、東北の初夏を堪能してから北海道に上陸しようと考えていたのですが、出だし2日で2回の転倒。トライアンフ購入から6年で転倒は1回だけです。それもスタンドを出し忘れたという単純なミスです。それが2日で2回。やはり積載しての走りにまったく慣れていないため注意不足になっているためだと自覚しました。



このまま旅を続けて大丈夫なのだろうか?

何か自信がなくなってきました...。

考えた結果、今日はこのあたりで泊まり、明日仙台まで行ってゆっくり今後の事を考えることにしました。

すぐに会津若松駅そばのホテルを予約し、宿を取りました(アルファーワン会津若松)。

~続く



走行距離: 約140km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~1日目 横浜出発~鬼怒川温泉

2011年1月2日

 

2009年7月16日(木) 快晴 旅1日目 <横浜~鬼怒川温泉>

準備不足の中迎えた出発の日。

相棒ボンネビルは買ってから6年経ってるのに走行距離はまだ1万キロちょっとです。

 



この日のためにディーラーで整備していただき、タイヤも新品!天気も快晴とツーリング日和なのですが、いまいち気持ちが盛り上がりません。仕事から帰ってから夜な夜な準備をしてたもんで、行く前からちょっと疲れてたのかもしれません。

まあ、行きたくて行きたくて決めた旅というよりは、単なる思い付きで決めた旅なので、それほどテンションも上がってなかったのだと思います。

そんなこんなで7時頃出発です。

自宅の横浜から、まずは下道で宇都宮を目指します。

宇都宮ではかねてから行きたかった、有名店「みんみん」で餃子を食べる事がファーストミッションです。

 パッキングに慣れていなかったため、途中荷台に積んだモンベルのドライサックが振動でどんどん前方に移動してきたりと、何度か積み直しながら、昼前に何とか宇都宮にたどり着きました。



さすが全国的有名店。パリッパリッで美味でした。 (^_^)V



しかしこの直後、最初の事件が!

交差点で右折しようとしたら、突然前方の駐車場から車が!!

あわててブレーキをかけたのですが、ハンドルはすでにかなりの角度で右を向いています。何とか踏ん張ったのですが耐え切れず、右にコテン!! 通常なら耐えられたのでしょうが、荷物満載のボンネビルは思ったより扱いが大変でした。

さて、起こそうとしたのですが、これまた荷物満載のボンネビルはなかなか立ち上がってくれません。幸いな事に後ろを走っていたのがクロネコヤマトのトラックで、屈強なおにいさんが助けてくれて何とか立ち上げる事が出来ました。

被害はブレーキレバーがひん曲がったくらいで助かったのですが、ちょっと気持ちが折れました。

近くのファミレスで曲がったレバーを直してから、気持ちを整えながら、今日はどこに泊まるかの検討です。

思わぬアクシデントでもう2時位になってたのと、気持ちが折れてたので近場の鬼怒川温泉あたりの宿を探す事にしました。早速じゃらんで格安宿を見つけ、再出発です。

鬼怒川温泉までの距離は約50キロ。ノンビリ走って1時間半ほどで到着です。

ちょっと早すぎるので日光方面を目指ししばしプチツーリング。

いろは坂を通り、久々に中禅寺湖にやってきました。

 



そんなこんなで日も暮れて、今夜の宿です(渓流沿いの宿 佳祥坊福松)。

鬼怒川温泉は閑散として人がぜんぜんいませんでした。

でも部屋はシングル料金のツインで、広々としてラッキー (*゚ー゚)

 



疲れてたのですぐに就寝。

~続く

 
走行距離: 約250km
 
 
 
 

2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~イントロダクション

2011年1月2日

 
前からまとめようと思っていた2009年に行った北海道ツーリングをまとめようと思います。
自分が何年もやってなかったキャンプを再始動するきっかけとなった旅です。
なお、このブログをまとめている時点で、帰ってきてから1年半が経過しているため、かなり記憶があいまいになってきてます。勘違い、でたらめ等があるかもしてませんが、ご了承ください。


●ツーリング期間: 2009年7月16日~8月27日(全42日間、内北海道30日間、本州12日間)

●ツーリング距離: 約9.000km(内北海道6.000km、本州3.000km)

 



この時の旅のテーマは、 「帰ってくる日を決めない旅」

行き先はどこでもよかったのですが、自分は基本西の方が好きなため、当初四国・九州に行こうかと思ってたのですが、ここは以前走ったことがあるため、特に意味もなくプライベートでは行った事のない北海道に決めました。

今から思えば北海道はライダーの聖地。翌年の2010年に行った時はもちろんそれを認識しての旅だったのですが、この時はバイクで北海道を走るといった基本知識ゼロ。地図を見ても札幌くらいしか場所が分からないほどでした。

本来、まずこのあたりから調べるのが普通なのでしょうが、道具好きの自分はモノ揃えから始めちゃいました。(笑)

キャンプ道具は以前の四国・九州ツーリングに行った時に一通りは揃えたのですが、追加で必要な物を考えて揃えるのに結構時間がかかってしまいました。そのため十分な下調べもなく、というよりまったく地理的に調べることなく出発の日を迎えちゃいました。

とりあえず決めてたのは、高速は使わず下道でノンビリ青森県の大間まで行ってフェリーで北海道へ上陸しようという事だけです。(実際は仙台からフェリーに乗った)

まあ、この日のために買ったナビがあれば何とかなるだろうと気楽なもんです。

~続く

 

PS.自分は普段からあまり写真を撮るほうではなく、当時はブログもやってなかったため、あまり写真は撮ってません(とはいっても800枚位撮りましたが)。デジカメも大きかったので持って行かなかったため、写真はすべて携帯で撮影したものです。よって画質等はあまりよくありません。