2010北海道ツーリング ~9~10日目 富良野~苫小牧~横浜帰宅

 

7月24日(土) (9日目)

日の出公園キャンプ場にて、朝5時起床。

雨に祟られた今回の北海道。最終日も当然のごとく雨です (>_<)



本日の予定は、「北の国から資料館」を見てから富良野を出発、歌志内にある「悲別ロマン座」に寄ってから苫小牧へ、翌日1:30出航の深夜便フェリーで大洗を目指します。

雨の中、タープを駆使して濡らさない様にしながら何とか撤収



9時に出発です。

「北の国から資料館」は富良野駅そばにあるので、すぐに到着です。



ここ「北の国から資料館」はマニア垂涎資料満載、まさに北の国からマニアの聖地といえる場所です。

...ですが、ここは写真撮影はOKなのですが、WEBでの公開はNG。

「泥のついた1万円札」とか「れいちゃんの制服」とかファンなら涙もののアイテムがたくさんあるのですが、紹介できないのが残念です。

2時間ほど「北の国から」ワールドにドップリ浸かったあと、いよいよ富良野を出発です。

「北時計」でコーヒーを飲んでひと休みした後、次の目的地の歌志内に向かいました。

歌志内は富良野から60キロほどの所にあり、以前は炭鉱町として栄えた町です。

なぜ歌志内に行くのかというと、ここが1984年に放送された倉本聰脚本のTVドラマ「昨日、悲別で」の舞台になった町だからです。



このドラマは天宮良、布施博のTVデビュー作で、ドラマ内で使われている楽曲の著作権の問題から、本放映の翌年に1度だけ再放送されたきり、DVDはおろかビデオ化もされていない幻の名作ドラマです。

昨年の北海道ツーリングではすっかり忘れていて、帰ってきてから後悔しきり。今年は必ず行こうと決めていました。

向かうのはドラマの舞台となった「悲別ロマン座」と、ドラマ上の架空の駅「悲別駅」です。

土砂降りの中、「悲別ロマン座」にたどり着きました。廃鉱の町らしく、何かもの悲しい雰囲気に包まれた町です。



続いて「悲別駅」に向かいます。



この駅は本当は「上砂川駅」といい、1994年に廃線になるまでJR函館本線の実際に使われていた駅です。

廃線になってからは、ドラマの影響で観光客が来るようになったため、記念館のようになっています。




昨年来るのを忘れた悔しさも晴らし、これで今回の北海道ツーリングの全スケジュールが終了です。

あとは道央自動車道を通って苫小牧まで行ってフェリーに乗るだけです。

高速を気持ちよく走っていると天気も晴れてきました。

しかし気持ちよく飛ばしすぎたせいか、どう考えても早く着きすぎます。

まだ16時で出航は深夜1時半ですので、どこかに寄る時間は十分にあります。

急遽、札幌で降りて市内観光をすることにしました。

で、札幌駅です。

ここで、やっと雨合羽を脱ぐことが出来ました。さっぱりです。



市内を軽く流した後、大通り公園に行ってみました。

大通り公園は、巨大ビアガーデンの真っ最中で、すごい人だかりです。



さて、そろそろ日も暮れてきたので、苫小牧に向けて出発です。

高速で行こうか迷いましたが、支笏湖を見てみたかったので下道で行くことにしました。

これが失敗だった!!

思ったより険しい山道で、さらに真っ暗...

峠あたりから雨も降り出して、雨足もどんどん強くなっていく。

合羽は脱いじゃったし... けどこんな真っ暗なとこで着替えるのも怖いし...

結局ずぶ濡れになりながら苫小牧まで走破しました。

支笏湖は、「とりあえず湖があった」くらいしか印象にありません。

苫小牧で運良くコインランドリーを見つけ、着ていた物を速攻乾燥機へ。

最後の最後まで雨に祟られてました.....

苫小牧港に21時着



出航手続きを済ませてもまだ時間に余裕ありすぎ!

しょうもないのでブラブラしたり、ベンチでうとうとしながら乗船時間の11時半を迎えました。

乗船待ちのライダー2人に

「雨で大変だったよね」

と話しかけたら、返ってきた答えは

「えっ、ほとんど雨は降らなかったですよ。今日くらいかな~」

との答え! 聞くと自分とはほぼ正反対に回ってきた様子。

どうやら雨雲を追いかけて旅をしていたようです! _| ̄|○



今回乗った「さんふらわあ だいせつ」は深夜便らしくレストランやミニホールといった娯楽施設が全くありません。充実しているのは自動販売機のみ。これは到着時間の明日19時45分まで時間つぶしが大変だ、と考えているうちに出航しました。

これで雨に祟られた2010年の北海道とお別れです。



出航後は、風呂 → ビール → 寝る のコースです。



7月25日(日) (10日目)

7時頃起床。天気は快晴!!!! でも海の上です!!! (+_+) 

まあ、人生こんなこともあるさ! とあきらめて船内を探索します。



何もない... しょうもないので旅の記録整理をしたり、マンガを読んだりして時間をつぶしました。

で、19時。そろそろ大洗に着くのですが、窓の外を見るとピカッピカッと何か光ってます。

最初はサーチライトか何かかと思ったのですが、デッキに出てみるとカミナリでした。

大洗のフェリーターミナルが見えてくる頃には、生まれてこの方見たこともないような物凄いカミナリ!

記者会見のフラッシュのように間髪入れずピカり続けます。そのうち轟音と雷雨が...

<20100725 大洗港のカミナリ >

大洗港に着岸した時は、2回ほど間近に落雷しました。物凄い轟音でした!!

関東地方は記録的な晴天が続いているはずでは... 本当、ついてないかも

最後の最後にまた雨合羽を着て下船です。

その後、一気に常磐道から首都高で2時間半ほどで自宅までひた走りました。



2916キロの旅が終わりました。



<9~10日目 富良野~苫小牧~横浜 走行距離 435km>



2010年北海道ツーリングレポート 9~10日目 終了



<あとがき>

ずいぶん長い事かかってしまいましたが、これで2010年の北海道ツーリングレポート終了です。

前にも書きましたが、ホント考えられない位に雨に祟られた旅で、必ずしも最高!とは言えない旅でしたが、今から考えるといい事しか思い出せません。

オロロンや宗谷丘陵など楽しみにしていた道は、何とか雨に降られずに走れたし、ライダー同士の語らいは少なかったのですが、たくさんの人とのふれあいに接することも出来ました。



ただ、今回の旅で、自分が追い求めているのは、やはり昨年のような

「時間に縛られない旅」

だということを再認識した次第です。

ルートや予定を考えず、その時の気分で何をするかを決める。

やはりこれが最高です。いつかまたそんな旅をしてみたいと思う今日この頃です。

 

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