2009年北海道・東北ツーリング42日間の旅 ~7日目 浦河~上士幌

 

2009年7月22日(水) 雨 旅7日目 <浦河~上士幌>

7日目。朝の天気は雨です。

昨日は予定の襟裳岬までたどり着けなかったため、まずはここを目指します。

走っているうちに曇りながらも雨が止んで一安心。快調に飛ばして昼前には襟裳岬に到着です。

 



襟裳岬は森進一の「襟裳岬」がずっと流れてると聞いていたのですが、なぜか流れてなかったです。

アザラシも見えなかったし、まあ、こんなもんだろうといったところ。

 



ここからは、海沿いの国道336、通称「黄金道路」を通ってから帯広へ。そこから上士幌にある航空公園キャンプ場を目指します。この黄金道路は、黄金を敷き詰められるほど建設に莫大な費用を投じ、断崖を切り開く難工事の末に開通したことが名称の由来らしいです。

海岸沿いの絶壁を軽快に走っていたのですが、

「寒い!」

そうなんです。この2009年7月の北海道は、過去に例のないほどの冷夏に見舞われておりました。

ロンTの上にTシャツ、さらに長袖のアロハ(厚手の綿素材)、MA1ジャケット、雨具の上ジャケットまで着込んでも寒くて体がコチコチになっていきます。道路の電光掲示板に表示されていた気温は17度。

これ夏じゃないよ...。

しばらく走ると道路沿いに、可愛らしくも立派な滝を発見。「フンベの滝」です。



黄金道路を抜け、内陸に入ったのですが寒くて寒くてしょうがありません。

途中、道の駅コスモール大樹にて小休止。併設されているショッピングセンターで上着を探してみました。しかし、いかにも田舎の洋服やといった雰囲気の店ばかりです。あきらめ半分で覗いてみたところ、なんとありました!

フリースジャケット¥1980。真夏になぜフリースジャケットが売られていたのかは不明ですが、試着してみるとジャストサイズ!即購入です。



このジャケットは、その後のキャンプ場での上着として大活躍!さらに帰ってきてからもキャンプ場でいまだ健在です。いい買い物でした。

さて出発しようと思ったのですが、ちょっと腹がへってきたので周りを見渡すと。ありました中華料理屋さんっぽい店がすぐ前にあります。



入ってみると、中華料理屋さんというより定食屋さんでした。メニューを見ると「豚丼」がある!。十勝名産「豚丼」はいちど食べてみたかったので注文してみました。

おいしかったです。写真は撮り忘れましたが、吉*屋等にある豚丼とは全く違ったもので、厚手の豚肉に甘辛のタレがかかってメチャ旨でした。

腹も満たし、フリースジャケットはメチャあったかい! 気持ちも新たに上士幌を目指します。

途中、子供の頃大ブームになった「幸福駅」で寄り道。

 



定番の「幸福行きの切符」を買いました。

さらに帯広を抜け、「道の駅 ピア21しほろ」到着。

お決まりのアングルで初ソフト。



ここまで来れば目的地の上士幌航空公園キャンプ場までは目と鼻の先です。

のはずだったのですが、格安で入手したナビは、近くまではちゃんと案内してくれるのですが、最後の詰めが甘いです。何とか迷いながらも17時頃キャンプ場にたどり着きました。まだ7月ということもあってか、バイクは数台しかおらずちょっと寂しい感じ。

すぐに設営開始。といってもキャンプは4年ぶりです。テントの設営方法もすっかり忘れてしまってたので、解説書を見ながら小一時間かけて、やっと形になりました。

 



タープも持っていったのですが、コールマンのSTは思っていたより前室が広く、ここにイスを入れればテント内で十分居住できそうでしたので、使用中止です。



そんなこんなで、時間を見ると18時半位になっていました。

来る時に入浴施設と買出し用のセイコマ(セイコーマートの略、北海道ではコンビニと言えば1番はセイコマです)をチェックしていたので急いで向かいます。

バイクで5分位の所にある「ふれあいプラザ」でゆっくり入浴。その後セイコマに向かったのですが、ここで異変に気がつきました。

「ライトが暗い!」

ヘッドライトのメインの方の電球が切れてるみたいです。今まで夜は走ってなかったので、いつから切れていたのかは分かりませんが、セイコマまでは市街地ですので問題ありませんでした。ビールと食料を補充し、キャンプ場へ戻ります。

が、迷っちゃいました...。

街灯もなく真っ暗な上、ヘッドライトもほぼ点いていない状況です。しかもついてない事に、近くなので必要ないと思ってナビも置いてきちゃったし、めちゃくちゃ軽装で来てしまったので寒い...。

その内、熊が飛び出してきそうな細い道に入り込んでしまい、あっちに行ったりこっちに行ったり...。このまま遭難か!!と思ったところでふと横を見ると、かすかにランタン系の明かりが...。

何とか奇跡的に帰ってくることができました。時計を見ると1時間位さ迷ってたみたいです...。

キャンプ場ではバイカー同士の語り合いをと思っていたのですが、何か疲れ果てて、飯&ビールですぐ寝ちゃいました。

~続く

7月22日<浦川~上士幌>



走行距離: 約226km
 
 
 
 

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